パソコンのスリープとシャットダウンの違い|初心者が知っておきたい使い分け

基本操作

パソコンやMacを使っていると、終了時に「スリープ」と「シャットダウン」という選択肢が出てきます。見た目は似ていますが、役割や電力の消費量、再開のスピードなどが大きく違います。初心者でも迷わず選べるように、それぞれの特徴と使い分けのコツを解説します。

スリープとは?

スリープは、パソコンを一時的に休止状態にする機能です。作業内容や開いているウィンドウはメモリに保存され、再開するとすぐに続きができます。

  • メリット: 起動が速い/作業状態がそのまま残る/再開がスムーズ
  • デメリット: 少量の電力を消費し続ける/長時間放置でバッテリーが減る(ノートPC)/停電時などは作業が失われる可能性

シャットダウンとは?

シャットダウンは、パソコンの電源を完全に切る操作です。すべてのアプリを終了し、メモリも消去されます。

  • メリット: 完全に電源が切れるので省エネ/不具合のリセットになる/長期間使わない時に安全
  • デメリット: 起動に時間がかかる/再開時に作業環境を作り直す必要がある

使い分けの目安

状況 おすすめ
数時間以内に再開する スリープ
1日以上使わない シャットダウン
動作が不安定・不具合がある シャットダウン(または再起動)
出張や旅行など長期不在 シャットダウン

Macの場合の注意点

  • Macではノートのディスプレイを閉じると自動でスリープになります。
  • macOSアップデートや設定変更の適用には、再起動またはシャットダウンが必要な場合があります。

Windowsの場合の注意点

  • Windows 10/11の高速スタートアップが有効だと、見た目はシャットダウンでも完全に電源断にならない場合があります。
  • 確実に電源を切りたい時は、Shiftキーを押しながらシャットダウンを選ぶと完全シャットダウンになります。

まとめ

  • スリープ: 短時間の休憩向け。すぐに作業再開したいときに便利。
  • シャットダウン: 長期間使わない/不具合をリセットしたいときに有効。
  • 状況に合わせて使い分けることで、快適さと省エネ、パソコンの寿命の延長が期待できます。
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